<Header>
<Author: 張謂>
<Title: 同王徵君湘中有懷>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 王徴君が洞庭にて 懐有りに同ず>
<BookPage: 246>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
八月洞庭秋，
瀟湘水北流。
還家萬里夢，
爲客五更愁。
不用開書帙，
偏宜上酒樓。
故人京洛滿，
何日復同遊。
<End Poem>
<Translation>
まさに仲秋八月、洞庭湖がものさびしく光り、瀟湘の二つの川が北へ向かってそこへ流れこんでいる。故郷は萬里にあって、ただ夢だけで家に歸ることができる。お互 いに旅人の身の上とて、夢がさめた五更(午前四時)のころとなると、異郷にあることが思いだされて憂鬱になる。こんなときには帙を開いて本を讀むなどということは無用なことだ。まったく酒家の樓上に登って一杯やることが一番賢明な策といえよう。  むかしの友人たちが故郷の洛陽に大勢いるけれども、いつになったらいっしょに遊ぶ ことができるかと、それを思うと、いよいよかなしくなってくる。
<End Translation>
<Formatted Translation>
まさに仲秋八月、洞庭湖がものさびしく光り、
瀟湘の二つの川が北へ向かってそこへ流れこんでいる。
故郷は萬里にあって、ただ夢だけで家に歸ることができる。
お互 いに旅人の身の上とて、夢がさめた五更(午前四時)のころとなると、異郷にあることが思いだされて憂鬱になる。
こんなときには帙を開いて本を讀むなどということは無用なことだ。
まったく酒家の樓上に登って一杯やることが一番賢明な策といえよう。 
 むかしの友人たちが故郷の洛陽に大勢いるけれども、いつになったらいっしょに遊ぶ ことができるかと、それを思うと、いよいよかなしくなってくる。
<End Formatted Translation>